EZRでサマリー表を作成する方法【背景因子の一覧・比較を簡単に行う】

EZRの使い方

こんにちは。管理人のハル(@haru_reha)です。今回はEZRでサマリー表を作成する方法をご紹介します。論文で群間の背景因子を示す際などに使えます。

↓のデータからサマリー表を作成してみましょう(データのダウンロード

サマリー表を作成することで、Group AとGroup Bの背景因子(今回で言うと年齢と性別)を簡単に示して、かつ比較も行うことができます。

EZRでサマリー表を作成するには、まずExcelデータをEZRにインポートしてください(>>>EZRにデータをインポートする方法)。

そしてEZRで「グラフと表」→「サンプルの背景データのサマリー表の出力」を選択します。

群別する変数に「Group」、カテゴリー変数(名義変数 or 順序変数)に「Sex」、連続変数(正規分布)に「Age」を選択します。出力先はクリップボードかCSVファイルが選択できます。今回はクリップボードを選択します(クリップボードへの出力はWindows版のみ可)。

OKを押すとEZRの出力欄にサマリー表が表示されます。

このようにGroup AとGroup Bで性別と年齢が一覧できます。性別に関しては人数(%)、年齢に関しては平均(SD)が表示されます。また一番右側に2群間で比較したP値も示されます。

(2018年10月2日追記)
P値については、名義変数の比較はFisherの正確検定、連続変数(正規分布)の比較はANOVA、連続変数(非正規分布)の比較はKruskal-Wallis検定のP値が表示されるようです(正式に明記されていないのでP値からの推測ですが…)

今回は性別と年齢のみで行いましたが、変数は何個でも大丈夫ですので、群間での背景因子をまとめて一覧・比較が可能です。

クリップボードに出力している場合は「貼り付けctrlv)」でExcelに張り付けることも可能です。

とても便利な機能で、サマリー表を手動で作成する時間が省けます!

シロート統計学講座では初心者の方を基本的な統計解析が実施できるレベルまで導きます。統計学を学びたいという方は是非覗いてみてください。>>シロート統計学講座TOPへ

コメント

タイトルとURLをコピーしました