おすすめ参考書籍

シロート統計学講座を作成するに当たって参考にしている書籍をご紹介します。私も全くのシロートの状態から、これらの書籍をじっくり読んで少しずつ統計学が分かってきました。興味のある方はぜひ読んでみてください。

 

①初心者でもすぐにできる フリー統計ソフトEZR(Easy R)で誰でも簡単統計解析

初心者におススメしたいNo.1はこの書籍です。著者である神田善伸先生はEZRの開発者です。全体的に平易な言葉で説明がなされており初心者でも理解しやすいです。またサンプルデータをダウンロードして、一緒にEZRを操作しながら学ぶことができます。最初の取っ掛かりとしてBestな一冊です。

 

②EZRでやさしく学ぶ統計学

こちらも神田先生の書籍です。この書籍は言うなれば①フリー統計ソフトEZRで誰でも簡単統計解析のアドバンス版です。EZRの操作法や統計学の知識がより詳しく書かれています。「やさしく」と書いてありますが、全くの初心者の場合だとやや難解に感じるかもしれません。しかし、EZRの操作に慣れて、さらに深く統計学の解釈を学びたいときに必要となる書籍です。

 

③みんなの医療統計 多変量解析編

こちらは多変量解析を学びたい方は必読です。新谷歩先生は大阪市立大学大学院の医療統計学講座教授で、EZRを用いた医療統計の普及に貢献しておられる方です。多変量解析について平易な言葉で説明がされており、かつEZRの具体的な操作方法も綺麗に記載してあり、とても分かりやすいです。

 

ありがたいことにブログを通して問い合わせを頂くことが増えてきました。その一つに「研究を始めようと思うので、参考にしている書籍があれば教えてください」という質問がありましたので、私が研究や論文執筆を行う際に参考にしている書籍をご紹介します。少しでも皆さんの手助けになれば幸いです。

 

①はじめての研究法 コ・メディカルの研究入門

最初にご紹介するのは千住秀明先生らが執筆している書籍です。私は大学時代に千住先生の授業を受講させて頂いておりました。その一つに研究法に関する授業があり、その教科書に本書籍が指定されていましたので大学時代から読みこんでいます。研究の進め方、データ管理方法、論文の執筆方法など、研究に関する内容が幅広く網羅されています。私は特に研究計画を立てる際によく参考にしています。また、指導教官との付き合い方や時間の管理方法など、研究の方法論だけでなく研究者としての振舞い方も説明されているのが印象的です。研究未経験者~初学者の方にまずおすすめの書籍です。

 

②基礎から学ぶ楽しい学会発表・論文執筆

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次にご紹介するのは中村好一先生が執筆している書籍です。この書籍は学会発表や論文執筆における構成(緒言・方法・結果・考察)をしっかりと学ぶことができます。「緒言」~「考察」でそれぞれ何を述べればよいのか、具体的にどう考えればいいのか、ということが分かりやすく解説されています。この書籍の良いところは、全体的に話し言葉で文章が書いてあるのでとても読みやすいという点です。著者である中村先生の人柄だと思うのですが、所々でユーモアを交えて説明がしてあるので読んでいて「お堅い感じ」が全くありません。はじめて学会発表を行う前などに読んでもらうと効果的かと感じました。

 

③なぜあなたは論文が書けないのか?

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3つ目は「なぜあなたは論文が書けないのか?」というシンプルな題名の書籍です。この書籍は最近読んだ中で最も感動した書籍です。これまで学会発表は比較的よく行ってきたのですが、なかなか論文が書けないでいました。この書籍では「論文が書けない理由」について広い視点から書いてあります。論文の書き方について非常に分かりやすく具体的に書いてありますし、論文を書く姿勢のようなものにまで触れられているのがポイントです。例えば「データさえ揃えば論文はすぐに書けると思っていないか?」「論文作成中、ついネットやメールをしていないか?」などのように論文執筆に当たっての心構えが説明してあります(私に当てはまる内容が多くて本当にびっくりしました)。「論文を書きたいけど書くことが出来ない!」という方は必見の書籍です。

 

④理学療法研究の進めかた

4つ目は森山秀樹先生らが執筆されている書籍です。この書籍のポイントは理学療法研究に特化した内容であるということです。研究の総論や統計、学会発表、論文執筆についての説明だけでなく、各論で「基礎研究(細胞培養・動物実験・組織学・生化学)」「臨床研究(動作解析・筋電図・脳研究・呼吸・循環)」のように理学療法研究の各分野で使われるアウトカムや手法について詳しく説明してあります。これほど理学療法研究に特化したものはこの書籍だけかと思います。新たに研究を始める際など、馴染みのない研究分野について概要を知る際に重宝する書籍です。

 

(おまけ)

⑤メール文章力の基本

最後におまけで「メール文章力の基本」という書籍をご紹介します。私は修士課程を修了したのですが、大学院在籍時にとても役立った書籍です。というのも、指導教員や研究室の方との連絡をメールで行うことが多かったからです。大学院に入るまではメールをやりとりする機会が少なかったので、メールの基本的な打ち方も知りませんでした。研究室の方に初めてメールを送った際には宛名もつけずに送ってしまい、今考えると大変失礼なことをしたなと思います。堅すぎるメールを打つ必要はないですが、やはり基本的な書き方・言い回しは知っておかないと恥ずかしい思いをすることになります・・(笑)この書籍では分かりやすいメールを書く方法や、目上の人にメールを送る際の配慮などが書かれており参考になります。

 

以上、おまけも含めて書籍をご紹介しました。これから研究を始めたい方、論文を執筆したい方、大学院へ進学したいという方はぜひ読んでみてくださいね。